<住改特集>アプローチ手すり

福祉事業部の古藤です。

家屋の状況にて様々なアプローチがあります。屋外は自宅内とは違い雨天時や、氷が張る冬の、早朝は滑りやすく、転倒の危険性が高まります。今回はアプローチの手すり設置例のご紹介です。

玄関回り

階段から玄関まで支柱を立てて手すりを設置しました。途中、雨樋の排水パイプがあったので、パイプをかわしながら施工しています。

日本の住宅は床面の高さが地面より45cm高くしなくてはなりません(※)。そのため、どうしても玄関アプローチに段差ができてしまいます。麻痺がある方や下肢筋力が低下した方が利用するには手すりの活用をお勧めします。(他にも据え置きタイプのレンタルもあります。)

もともとの玄関の段差は2段でしたが、既存の階段もだいぶん傷んでいたため、利用者さんの状態を確認し、2段から3段へ階段を作り直し、手すりを設置しました。

雨が降るとタイル張りのスロープは滑りやすくなります。アプローチ手すりを設置することで、転倒のリスクを軽減することができます。

※ 日本の住宅の床の高さは建築基準法で定められています。地面からの水蒸気によって床や土台を腐食や害虫被害が発生することを防ぐためです。また、床下配管などの点検や調査をしやすくするため、床の高さを設けています。

道路から敷地のスロープ

スロープは、車いすや車両が通るには、いいのですが、歩いて通行するには、不安定になりがちです。

バリアフリーと呼ばれるスロープの勾配は12.5%と非常に緩やかな勾配ですが、そのためには、スロープ部分の長さ(距離)が必要となります。道路から玄関までの高さが、60cmあった場合は、スロープの長さが4.8mも必要になります。一般的に既存スロープは急勾配のものが多いため、手すりを付けることで安心して昇降することができます。(緩やかなスロープも手すりは必要です。)

お問い合せ

アプローチの手すりの設置をお考えの方、話だけでも聞いてみたい方、ご相談だけでも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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