福祉事業部の田島です。
2014年に浴槽で溺死した人の約9割が65歳以上の高齢者だったことが20日、消費者庁の発表で明らかになり、ヒートショック(急激な温度変化で血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすこと)を起こすことが多く、最大の原因とのことで、消費者庁より、「前もって脱衣所を温めておくなどの対策をとってほしい」と注意喚起がありました。
一昨年に入浴中の死亡事故は4,866人で、10年前(2,870人)の1.7倍に増加しており、このうち、91.0%にあたる4,427人を高齢者が占めているそうです。特に75歳以上は72.6%と多くなっています。
持病の無い健康な人であっても、気温の低い12月から2月、冬の間はリスクが高まるそうですので、すぐに実行できる予防策をとるなど皆さま、お気を付けください。
《事故を防ぐポイント》
- 脱衣所や浴室を事前に温めておくこと
- 湯船は41℃以下、つかるのは10分が目安。出る時は急に立ち上がらないこと
- 食後、飲酒後すぐの入浴を控えること
- 高齢者が入浴している時はこまめに様子を見ること