<住宅改修事例令和6年12月>

福祉事業部の古藤です。

今回ご相談があったお客様は要介護Ⅱの男性です。脳梗塞にて入院されていましたがリハビリ後、歩行できるまで回復された事で退院となります。

退院後のため筋力、体力低下があり、また高次機能障害もある事で歩行不安定で転倒する危険性があります。そのため事前に今後の自宅生活が安全に過ごせるよう住環境整備の検討を行いました。

高次脳機能障害は、事故や病気などで脳に損傷を受けた後に現れる障害で、日常生活や社会生活に支障をきたします。症状が外見からわかりにくく、本人に自覚がないことも多いため「見えない障害」とも呼ばれます。

1、外出方法の検討

施工前

自宅から車庫まではスロープ状になり、また身体を支える物がなく足の悪い方には不安定な環境となっていす。勝手口入口部分も同様に段差昇降時に身体を支える物がない環境です。

施工後

スロープ部分と勝手口入口部分には矢崎化工ネクステールのアーバンシルバーを取付け、勝手口内は矢崎化工の両手すり付きステップ台を取付け移動時の安定性を高めました。

トイレ手すりの検討

施工前

トイレから便座までは少し距離があり、また立ち上がりの際に補助する物がなく足の力が弱い方には不安定な環境となっています。

施工後

トイレ入口部分から便座までの移動が安定するよう横手すりを取り付け、立ち上がりをスムーズに行うため縦手すりも取付けしています。

廊下の敷居段差解消の検討

今回のお客様は足の上りが悪く敷居段差につまずき転倒する危険性があります。

そのため寝室、トイレ、脱衣室等の行き来がつまずく事なく行き来できるようシンエイテクノのダイヤスロープを購入し設置しています。


私たちはご利用者の住環境を整備することで、長く自宅生活を送れるよう支援している会社です。設置をお考えの方、話だけでも聞いてみたい方、ご相談だけでも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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