福祉事業所の古藤です。今年最初のお宅は要支援の認定を受けている女性です。
坐骨神経痛から足に痛みを伴い段差昇降や歩行、立ち上がりに支障をきたしているとの事です。
そのため今後の生活が負担なく安全に過ごせるよう玄関、浴室、トイレの環境を整えて欲しいとのご相談です。
1.玄関部分の環境整備
これまで玄関の昇り降りには、靴箱を手掛かりとして移動されていましたが、靴箱から上がり口までは距離がある事で不安定となっていました。
施工前
施工後
今回、上がり框の中央部分にアロン化成の上がり框用手すりS-950Fを設置しました。また、上がった先へは、居間や寝室に繋がるため移動時の手掛かりとして水平手すりを設置しています。
上がり框用手すりは段差昇降時にかかる身体への負担軽減が図れ安定して段差昇降が行えます。また中央に設置する事で左右とぢらでも移動できるようにしています。
2.浴室の環境整備
浴室内へ入るには10cmの段差がある事で出入りの際に滑べる危険性がありました。入浴時は入浴イスを使用されていますが、高さが低い事で立ち座りに支障があるとの事です。また、浴槽深さは60cmと深く浴槽内への出入りが難しい環境となっていました。
出入り口部分には段差を補助するため縦手すりを設置し、シャーチェアまでの移動時の補助として横手すりを設置しました。
また高さ調整付きシャワーチェアを導入した事で立ち座り動作が安定して行えるようになりました。
施工前
施工後
特定福祉用具の設置
浴槽内に浴槽台を設置し立ち座りを補助できる事や洗い場と浴槽内の高低差を補う事でまたぎ動作が楽に行えるようになりました。
また、浴槽の縁に入浴グリップを設置することで、またぎ動作の時に身体を安定させ浴槽への出入りが行えるようになりました。
3.トイレの環境を整えて欲しい。
施工前
施工前
これまで便座からの立ち座りはペーパーホルダーを補助代わりにされている事で不安定となっていました。トイレ入り口から便座までの移動や立ち座りを安定させるためにL型手すりを設置しました。
(手すりを設置する場所に下地が無かったため補強板を取り付けています)
私たちはご利用者の住環境を整備することで、長く自宅生活を送れるよう支援している会社です。設置をお考えの方、話だけでも聞いてみたい方、ご相談だけでも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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