<住改事例>2022年5月

福祉事業部の古藤です。

今回ご相談頂いたお客様(女性:要介護Ⅰ)は掃き出し窓より外に出ようした際、転落された事がきっかけで骨折され入院されていました。

退院後は筋力や体力低下もあり、自宅生活が転倒なく過ごせるよう事前に病院のスタッフやご家族立ち合いのもと住環境について検討しました。

屋内移動について

屋内移動時の安定性を高める為、移動手段は歩行器を使用する事になりました。

このタイプの歩行器は座面にお盆を載せたり、洗濯物を載せて移動することができます。

住宅は段差が全くないフラットなので、段差解消は必要ありませんでした。

ハッピーミニ(レンタル)

ご利用者も小柄なので、幅50cmとコンパクトで屋内にて操作性、安定性のある歩行器を剪定しています。

外出について

外出は玄関を使いますが、上がりかまち段差が高い為、据え置きタイプの手すりを導入し、アプローチ部分には工事にて手すりを取付ける事になりました。

玄関用ベストサポート手すり(レンタル)

玄関のかまち部分に置くだけ簡易的に手すりが構築でき昇降動作をサポートします。

アプローチ手すり(住宅改修)

転落した縁側の吹き出し窓について

ご家族より今後は吹き出し窓からの外に出る事を禁止したいとの要望があり、転落防止の為手すりを取り付ける事になりました。

立ち上がり手すり(住宅改修)

縁側に支柱を立てて手すりを設置することもできます。

トイレ入り口から便器までの移動について

トイレ便器側の壁側には以前より設置したL型の手すりが、設置されていましたが、トイレ入口から70cm離れた場所にL字手すりがあるため、扉を開けて伝って移動できるように横手すりを取り付けました。

横手すり(住宅改修)

もともとのL字手すりは補強板に取り付けられていますが、今回はその補強板を活用して役物を取り付け、扉側(写真手前)は出幅調整ができる役物を使って間柱に設置し、出幅を調整しています。

私たちは、ご利用者の住環境を整備することで、長く自宅生活を送れるよう支援している会社です。手すり1本つけるだけで、今まで困りごとが解決することもあります。

今回のケースでは、手すりの設置などの住宅改修とレンタルを併用した住環境整備事例でした。レンタルは身体状況が変化した時に入れ替えることもできるので、購入した時のような費用負担がありません。また、玄関の上がり框もレンタル品にすることで、不要な際は撤去することもできます。

設置をお考えの方、話だけでも聞いてみたい方、ご相談だけでも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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