<住改事例>2022年2月

福祉事業部の古藤です。

今回、ご相談を頂いたお客様(要支援2:男性)は、変形性膝関節症の診断ががあり、また下肢筋力低下のため段差の昇降、立ち座り動作不安定です。

大きな段差を降りるときに、脚を強く床面に打ち付けてしまい、膝に負担があるばかりか転倒の危険性もあるため、玄関昇降や浴室の出入りトイレ環境を安全にしたいとの希望です。

<浴室>

段差の解消

ここは焚き風呂になっているため、薪を燃焼させるための火床のスペースも必要です。そのため、浴室の床面が32cmありました。

また、入り口には排水受け(6cm)がついています。ご本人様の要望でこれを撤去し、13cmの階段を1段設けました。

排水受けは洗身時に排水が階段の方に流れないように水を受け止めてくれるものです。この受けを外したことで、火床に水が慣れてしまうので、これをコーナーガードを代替しました。この受けも段差となってしまうのでイエローのような目立つ色にしました。

手すりの設置

段差に対して掴まるところがなく段差昇降が不安定な状態でした。今回ご提案した手すりは、マツ六株式会社のBAUHAUS32ステンアクアレールを両サイドに設置しました。

ステンアクアレールは水まわりだけではなく、階段や廊下で使用しても高級感のあるデザインです。また屋外用の樹脂巻手すり棒・オールステンパイプを使えば、屋外でもご使用になれます。

施工前

施工後

<玄関>

段差の解消

玄関段部はこれまで3段にて構成され、土間から居間への段差は66cmとかなり高めに作られています。

これを補助なしで昇り降りする事は大変難しい環境です。出入りに支障がでると外出が面倒となりこもりがちになってしまうという弊害も生じてしまいます。

均等な段差を構築するため、作り置きの踏み台をずらして13cmの段差を4段設置する事になりました。

手すりの設置

昇降動作を安定させるため両手すりを希望されました。今回は矢崎化工の両手すりステップ台4段を設置しました。矢崎化工の両手すりステップ台は自宅環境やご本人の体型に合わせてオーダーができます。

施工前

施工後

<トイレ>

手すりの設置

トイレは頻繁に利用される場所で、体の向きを変えたり座ったり、立ち上がったりと体の負担がかかりやす場所です。手すりを設置する事で身体への負担を軽減できる事ができます。

トイレ内の移動や立ち座りを負担なく行いたいとの事で手すりを設置しました。

施工前にトイレットペーパーホルダーが立ち上がりの際に手に干渉する事で伝えたのですが、これまで通りの場所を希望されましたのでそのまま手すりを設置しています。

施工前

施工後

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株式会社ライフサポート
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